女神の島「キラウェア火山」

一昨日くらいからキラウェア火山のニュースがちょこっと入ってきてますね。
日本人が多く訪れるハワイの観光名所のひとつであり、
御嶽山の噴火があったばかりなので、
みんな敏感なのでしょう。
でも、敏感なくらいがちょうどいいのかも。

キラウェア火山って？
行ったことある人なら多少の知識はあると思うけど、
名前は知っていても意外と知らないと思う。

ハワイ語で、キラウエア（kīlauea）は山から頻繁に溶岩の流れるから、「吹き出す」「多くまき散らす」という意味。
キラウエア火山は、20世紀中に、45回の噴火が記録されている。1983年1月にプウ・オオ火口から始まった噴火は、幾度かの活動の不活発化はあるものの28年間続き、2011年3月現在も続いている。2011年3月初旬からさらに活発化している。
キラウエア火山は世界一安全な火山とも言われている。それは、爆発して吹き上げるような火山ではなく、溶岩が流れ出すタイプの火山である。
山域は、ハワイ火山国立公園として指定されている。(wikipediaより）

ハワイで「ペレ」という名の女神は、一番有名な女神と思います。
彼女の歌は、今でもハワイで大事に歌い継がれています。
彼女は、炎、稲妻、ダンス、暴力の象徴だそうです。
また、嫉妬深いとも言われています。
なんだか、西洋神話のゼウスとヘラを足したような女神ですね(^_^;)

そのペレが住んでいるといわれているのが、
キラウェア火山です。

ハワイ神話によると、ペレはサモアやタヒチなど諸説ありますが、
天啓（神のお告げ）に従い、別の島から移ってきたそうです。

彼女に関する神話は多いのですが、
容姿は全ての出会う男を魅了してしまう美しい女性であり、
性格は、思い通りにならないとすぐに火山の怒りを爆発させたり、
魔法だか呪いだかをかけ、
負けず嫌いで強い相手にもひるまず、弱い相手にも容赦しないという、
「奔放な美人」として描かれているところは共通のようです。

オヒアレフアの花にまつわる悲恋の物語があるのですが、
そこにもペレが関係しています。
かつて、ペレは若くてハンサムな男性オヒアに恋をしました。けれど、オヒアにはレフアという恋人がいたのでペレを拒絶しました。それに怒ったペレがオヒアを木に変えてしまいました。
悲しむレフアを見かねた神が、レフアを赤い花に変えてオヒアの木に咲かせました。
木の名前がオヒア、花の名前がレフアと別々に呼ばれているのはこのためです。
そして、オヒアレフアの花を摘むと、オヒアと離れ離れになって悲しむレフアが雨を降らせるといわれているそうです。

恋の話には必ずと言っていいほど、ペレが関係してますね。
拒絶された怒りで相手の姿を変えるなんて、身勝手すぎる…

まるでいろんな女神や女性たちと関係を持ったゼウスみたい。
ゼウスによって多くの女神や女性たちが騙されたり、無理やりだったり、
そのあと放置されるという。
その中には美少年も含まれてるとか。
(;´-`).｡ｏO(ゼウス、節操なし・・・・)

この話に戻すと、彼女が怒ったという事は、
よほど自分の容姿に自信があるという事なのかも。

ハワイの人によると、
キラウェア火山の溶岩はペレの怒りだそうです。
キラウェア火山の溶岩がドロっとゆっくりと流れる姿は、
ペレの怒りというよりも嫉妬のように感じます。

だから、ハワイの人にとってペレは畏怖の対象なんです。
故に、この島にあるものはペレの物だから、
祟りを恐れて持ち帰ったり、島から持ち出したりしないそうです。
実際、法律でも禁止されていますけどね。

ハワイを訪れたら、ペレ神話探訪してみると
また面白いかもしれませんね♪

コメント 2

ブログみました。自分もキラウエア火山へ行きました。黒い大地に感動！そして　ハワイの有名な神話　ペレの話を聞くと　古代ハワイの人々は自然を神として生活をしてきた。そう思うと感動的です。また、キラウエア火山へ行ってみたくなりました。
by クラ (2014-11-26 22:26) 

>>クラさん
コメントとブログを読んでくださり、ありがとうございます。
キラウェア火山のすごさや素晴らしさは現地に行かないとなかなか伝わらないですよね(^_^;)
ハワイの人も日本人も自然を神とする文化があるところが似てるから、このような感動を呼ぶのかもしれませんね♪
先月、緊急事態宣言が出ているので、最新情報などチェックして行きたいですね。
by 蜜井　花 (2014-11-28 19:19)